近年増加している空き家ですが、所有者は近隣住民に悪影響を与えない為にも適切な管理が求められています。
空き家の維持は、労力や時間の問題もあり難しい面も多く、放置する方も少なくありません。
しかし、放置することで市町村から罰則や勧告などのペナルティを受ける可能性もあり、不適切な空き家と判断されない為には定期的な手入れが大切ですよ。
また、維持にかかる費用や適切な対処方法などを事前に把握することで、コスト削減に繋がることもあります。
今回は、空き家の維持にかかる費用や負担について解説いたします。
空き家の維持にかかる費用
まず戸建て、住宅には ■固定資産税と ■都市計画税(市街化区域に所在する土地・建物を課税対象)を納税する必要があります。
固定資産税の税額としましては一般的には1.4%となっている事が多く、土地が住宅用の土地で200㎡以下の場合、固定資産税評価額が1/6になる優遇措置が設けられています。
都市計画税の税額に関しましては、一般的に0.3%、固定資産税と同様の条件で1/3となる優遇措置もあります。
しかし、これらの優遇措置は管理が不適切と判断され、「特定空き家」に認定された場合は適用できません。
2015年度(平成27年)の「税制改正の大綱」により特定空き家に対しては固定資産税・都市計画税の大幅な増税ができるようになりました。
そのため負担を重くしない為にも定期的な点検などが大切です。
他にも火災保険や光熱費、場合によっては建物の老朽化を修復するための修繕費などが発生しますので、これらのコスト負担を見逃さないよう事前にチェックしましょう。
空き家の維持に大切な定期的な管理
空き家を維持するためには、十分な労力や時間も必要となります。
特に今お住まいの場所から空き家が離れている場合などは、移動だけでも大きな負担になりますし、清掃や点検作業などを多忙な日常生活の中で行わなければなりません。
所有者一人で行う場合は、更に時間と労力の負担も大きく敷地の広さにもよりますが1時間程度は必要になるでしょう。
不具合、補修・庭木の剪定等の必要がある場合は依頼業者を探し、依頼費など支払う必要もあります。
また、より費用軽減を考えるのであれば複数の業者へ見積り依頼をする事も大切です。
しかし、より良い業者選びやこれらの作業でもやはり労力の負担は大きくなることが考えられます。
なるべく負担を軽減するためには、1人で管理を行うのではなく管理代行サービスなどを利用することをオススメしますよ。
管理代行サービスでは時間、労力、費用などの負担を全て任せることができ、少ない負担で空き家の維持ができるでしょう。
まとめ
空き家の維持にかかる費用について解説しました。
空き家は課税の優遇措置を受ける為にもなるべく特定空き家に指定されないことが大切です。
そのためには、より少ない負担で維持できる管理代行サービスの利用をオススメします。
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