安さが自慢の【カーウェーブ姫路西店】
「そろそろ車検の時期だけど、相場はどれくらいなんだろう…」と疑問に感じていませんか?車を運転するなら、車検は2〜3年ごとに必ず受けなければなりません。しかし車検の費用は高額なので、しっかりした整備で、少しでも安いところに車検をお願いしたいですよね。そこでこの記事では、以下の疑問に答えていきます。
- 車検を依頼する場所ごとの相場は?
- 合計でどれくらいかかる?
- どこで車検をすると安くなるの?
車検費用を分割払いする方法についても解説しているので、急な出費を抑えたい方にもおすすめです
車検は、自動車やバイクが道路を安全に走れる状態か、一定期間ごとに検査するための国が定めた制度です。正式名称で「自動車検査登録制度」と言います。車検は新車購入後3年目、それ以降は2年ごとに必ず検査を受けなければいけません。車検は「道路運送車両法第62条」で定められた、運転者の義務です。車検が切れた車を運転するのは法律違反であり、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金の刑事処分を受けます。
道路運送車両法第62条より
「登録自動車の使用者は、自動車検査証の有効期間の満了後もその自動車を使用しようとするときは、その自動車を提示して、最寄りの陸運支局の行う検査を受けて、その自動車検査証の有効期間の記入を受けるとともに検査標章の交付を受けなくてはならない」
(引用:道路運送車両法)
仮に運転している車が、国が定めた安全基準を満たしていない状態だったらどうなるでしょうか。車の不良が原因で、大きな事故につながるかもしれません。車検は事故を防ぎ、車を安全に運転するために必要なものです。車検は、検査証の有効期限の満了日の1ヵ月前(離島は2ヵ月前)から受けられます。また、車検を少しでもお得に利用したいなら、満了日の30日前からがおすすめです。その理由や満了日の調べ方については、以下の記事で詳しく解説しています。
「車検が必要なことはわかったけど、どこに依頼するのがいいのかな…」と思っている方もいるかもしれませんね。車検の相場は、依頼する場所によって異なります。ここからは車検費用の仕組みと、車検場所ごとの相場価格を比較して解説します。
車検の相場は「車検基本料金」の違いで変わる
車検費用は、以下の3つに分けられます。
- 法定費用
- 車検基本料金
- その他の諸経費部品交換など
この中で最も多くの割合を占めているのは、法定費用です。ただ、法定費用は車種ごとに費用が決まっているため、どこで車検を受けても金額は変わりません。そのため車検費用は、「車検基本料金」「その他の諸経費」によって変わります。車検費用の仕組みや内訳についてさらに知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
車検を依頼する場所ごとにかかる費用の相場は?
車検費用は、検査を依頼する場所によって変わります。車検を受けられる場所は、以下の4つです。
- ディーラー
- 車検専門店
- ガソリンスタンド
- 整備工場
それぞれの相場を詳しく解説します。
1.ディーラー車検の相場
ディーラーに車検を依頼したときの相場は、以下のとおりです。
車種 | 車両重量 | 法定費用 | 車両基本料金 | 合計 |
---|---|---|---|---|
軽自動車 | 全車 | 32,770円〜 | 38,340円 | 71,110円〜 |
小型乗用車(アクア、フィットなど) | 1.0t以下 | 43,430円〜 | 40,500〜42,120円 | 83,930円〜 |
中型乗用車(プリウス、フリードなど) | 1.0〜1.5t以下 | 51,630円〜 | 41,580〜45,360円 | 93,210円〜 |
普通自動車(ステップワゴンなど) | 1.5〜2.0t以下 | 59,830円〜 | 43,740〜48,060円 | 103,570円〜107,890円〜 |
大型車(ランクルなど) | 2.0〜2.5t以下 | 68,030円〜 | 52,380〜56,160円 | 120,410円〜 |
※2019年11月現在の価格
ディーラー車検は、整備の質という点で安心感が高いです。もしディーラーで車検を行なった車がすぐに故障してしまったら、メーカーの信用にも関わってしまいます。そのためディーラーでは、2年後の車検も見越した質の高い点検を行なっています。また、車検のタイミングが近付くとハガキで連絡してくれるので、車検の受け忘れを防げます。
ただ、点検が丁寧な分車検費用が高額です。少しでも車検費用を抑えたい方には向きません。
2.車検専門店の相場
車検専門店に車検を依頼したときの相場は、以下のとおりです。
車種 | 車両重量 | 法定費用 | 車両基本料金 | 合計 |
---|---|---|---|---|
軽自動車 | 全車 | 32,770円〜 | 19,764〜25,164円 | 52,534円~ |
小型乗用車(アクア、フィットなど) | 1.0t以下 | 43,430円〜 | 19,764〜25,164円 | 63,194円~ |
中型乗用車(プリウス、フリードなど) | 1.0〜1.5t以下 | 51,630円〜 | 19,764〜25,164円 | 71,394円~ |
普通自動車(ステップワゴンなど) | 1.5〜2.0t以下 | 59,830円〜 | 19,764〜25,164円 | 79,594円~ |
大型車(ランクルなど) | 2.0〜2.5t以下 | 68,030円〜 | 19,764〜25,164円 | 87,794円~ |
※2019年11月現在の価格
車検専門店は、低価格で短時間という特徴があります。車検を通すための必要最低限の点検のみを行っているので、費用を押さえて1時間ほどで検査を終えられます。「そんなに安く短時間だと検査が雑なのでは…」と思うかもしれませんが、専門店によっては部品交換など整備箇所の不具合を10年間保証してくれる店舗もあります。料金が安いからといって、サービスの質が低いということはありません。
ディーラーのように2年後の車検を見越した点検は行っていませんが、車検を安く済ませたい場合にはおすすめです。
3.ガソリンスタンドの相場
ガソリンスタンドに車検を依頼したときの相場は、以下のとおりです。
車種 | 車両重量 | 法定費用 | 車両基本料金 | 合計 |
---|---|---|---|---|
軽自動車 | 全車 | 32,770円〜 | 13,600円~ | 46,370円~ |
小型乗用車(アクア、フィットなど) | 1.0t以下 | 43,430円〜 | 14,600円~ | 58,030円~ |
中型乗用車(プリウス、フリードなど) | 1.0〜1.5t以下 | 51,630円〜 | 15,600円~ | 67,230円〜 |
普通自動車(ステップワゴンなど) | 1.5〜2.0t以下 | 59,830円〜 | 16,600円~ | 76,430円〜 |
大型車(ランクルなど) | 2.0〜2.5t以下 | 68,030円〜 | 16,600円~ | 84,630円〜 |
※2019年11月現在の価格
ガソリンスタンドの車検は、手軽で低価格なのが特徴です。行きつけのガソリンスタンドに給油に行って、そのまま一緒に車検をお願いすることができますし、2〜3日あれば検査が終わります。代車の無料貸し出しを行なっているところもあるので、検査の間車が使えないということはありません。また、ガソリンスタンドの中には、指定整備工場や国家整備士を配置している店舗も増えています。
4.整備工場の相場
整備工場に車検を依頼したときの相場は、以下のとおりです。
車種 | 車両重量 | 法定費用 | 車両基本料金 | 合計 |
---|---|---|---|---|
軽自動車 | 全車 | 32,770円〜 | 33,400円 | 66,110円〜 |
小型乗用車(アクア、フィットなど) | 1.0t以下 | 43,430円〜 | 40,320円 | 83,750円〜 |
中型乗用車(プリウス、フリードなど) | 1.0〜1.5t以下 | 51,630円〜 | 38,340円 | 89,970円〜 |
普通自動車(ステップワゴンなど) | 1.5〜2.0t以下 | 59,830円〜 | 41,580円 | 109,610円〜 |
大型車(ランクルなど) | 2.0〜2.5t以下 | 68,030円〜 | 51,300円 | 119,330円〜 |
※2019年11月現在の価格
整備工場は、ディーラーよりも低価格で車検を受けられます。整備工場には、以下の2種類があります。
- 認証工場
- 指定工場
どちらも地方運輸局長の認可を受けた工場で、自動車の点検・整備を行えます。ただ、認証工場は敷地内に検査ラインを持っていないため、陸運局まで車を持っていかなければいけません。そのため、検査に2日ほどかかってしまいます。「指定工場」は、自動車の点検・整備と新しい車検証の発行まで行ってもらえます。指定工場は検査ラインを持っているので車を陸運局に持っていく必要がなく、1時間ほどの短時間で車検を行えることもあります。また、整備・技術・管理組織などで一定の基準に適合していると地方運輸局長から認定されているため、整備不良の車を出さないよう検査基準が厳しいです。
しかし認証工場は設備面で劣る分、指定工場より車検費用を安く設定しているところもあります。料金や車検時間を比較した上で、整備工場に依頼しましょう。
車検には合計でどのぐらいかかるの?
ここまで紹介してきた車検場所の中で、どこが1番お得なのでしょうか。それぞれの合計金額を、軽自動車の価格で比較したまとめ表を用意しました。
車検場所 | 法定費用 | 車両基本料金 | 合計 |
---|---|---|---|
ディーラー | 32,770円 | 38,340円 | 71,110円 |
車検専門店 | 32,770円 | 20,000〜24,000円 | 52,770円~56,770円 |
ガソリンスタンド | 32,770円 | 13,600円~ | 53,670円~ |
整備工場 | 32,770円 | 33,400円 | 66,110円 |
※2019年11月現在の価格
車検費用が安いのは、車検専門店とガソリンスタンドです。どちらも他の車検場所と比較して1〜2万円ほど安く車検を依頼できます。車検専門店は、車検に必要最低限の検査のみを行っているので費用が抑えられています。検査が最小限のため作業も早く、1時間ほどで終わる店舗もあります。また、ガソリンスタンドも2〜3日あれば車検が終わるので、手間がかかりません。車検費用の安さと手間の少なさを求めるなら、車検専門店またはガソリンスタンドに依頼しましょう。
ただできれば安いだけでなく検査の質も重視したいと思いますが、そこはご安心ください。最近では、車検専門店やガソリンスタンドでの車検が他よりも質が劣るということはないようです。安いから質が心配という声もございますが、実際に車検専門店やガソリンスタンドで車検をした多くの人たちが金額はもちろん質にも満足しています。